2003年1月24日更新 ハウカダル島の暦を追加しました。
世界設定
この話の舞台は、ハウカダル島という島で、12の王国があります。小説の中には、はっきりとは書いていませんが、イメージとして、イギリスとアイルランドを足したぐらいの大きさの島で、12の王国があるのは、南3分の2ぐらいでしょうか。北のほうは、魔族の占領地となっています。
しかし、魔族はもとからそこに住んでいたわけではなく、故郷は魔界です。
魔界と人間の世界はハウカダル島の北方にある門でつながっていて、この門は何年かおきに閉じたり開いたりしています。かなり昔に魔界から来た魔族が、人間と共存していたところに、魔界の魔族たちが新たに侵攻してきたため、人間と共存してきた魔族と人間との間も決裂してしまっています。そのため、人間と共存してきた魔族たちの多くは殺され、生きのびた魔族たちは、やむなく北に逃れ、魔界からきた魔族たちと合流して、人間と戦っています。
また、魔界にもさまざまな国や民族があり、ハウカダル島の外にも、人間の国がたくさんあります。
本編「聖玉の王」のおもなキャラクター
オーラーブ (愛称ラーブ) |
ホルム王国の王太子。グンナル王の叔父の三男で、5歳のとき、王女アーストリーズの婚約者に定められた。 |
アーストリーズ (愛称リーズ) |
グンナル王のひとり娘で、最初の王妃の子。ラーブと同年齢。幼いころに勝手に決められた婚約に不満をもっているようだが……。 |
テイト | ラーブの忠実な従者。3歳年上。 |
レイヴ | ラーブが雇った傭兵。その後もなにかとラーブたちに関わってくる。 |
エイリーク卿 | ラーブの異母兄。グンナル王の叔父の長男。ホルム王国の第三騎士団長。 |
グンナル王 | ホルム王国の王。神託により、ラーブを世継ぎと定める。 |
サーニア | ラーブの教師。神託のもととなった占いで、ラーブが王太子となるきっかけをつくった。その正体は……。 |
オレイン | 魔族の少女。強力な魔力をもっている。 |
グズルーン | グンナル王の二度目の王妃。兄にそそのかされて、ラーブとリーズの暗殺をたくらむ。 |
ブーリス | グズルーンの兄。第六騎士団長で、野心家。 |
ハウカダル島は、一ヶ月が22日で、一年は16ヶ月と12〜13日です。つまり、一年が364日の年と365日の年があります。どちらになるかは、毎年神官が計算して決めます。
新年は冬至からはじまります。便宜的に太陽暦でだいたいの日をあてはめてみました。はじまりの月12.20〜1.10 準備の月1.10〜2.1 胎動の月(吹雪の月)2.2〜2.23
誕生の月(雪どけの月)2.24〜3.17 種まきの月3.18〜4.8 若葉の月4.9〜4.30
花の月5.1〜5.22 ミウ麦の月5.23〜6.13 夏至の月6.14〜7.5 太陽の月7.6〜7.27
豆の月7.28〜8.18 同盟の月(霧の月)8.19〜9.9 雨の月9.10〜10.1
先見の月(赤い空の月)10.2〜10.23 収穫の月10.24〜11.14 感謝の月11.15〜12.6
終わりの日々12.7〜12.18または12.19